みちのくへ ２日目

１０月３日（月）

昨日夕陽が沈んでいった日本海は

例の電線の向こうで　白波を立てていた

強風の中　船のお一人様用露天で朝風呂を楽しみ

朝飯に　山形産ひとめぼれの新米をたらふく食って

２日目のスタート

宿のねこが見送ってくれた

雨～晴れ～雨と激しく変化する空の下

R１１２で酒田市へ　市内の混雑を酒田港方面からスル―

R７を北上

いきなり本日のメインディッシュ　鳥海ブルーラインへ

鳥海ブルーライン☆☆☆☆☆

低い気温のせいか　ここのウェットな路面はよく滑る

外に行きたがる前輪を抑えるように　速度を落としてのコーナリング

ドライ時よりも少ないGが物足りなく　早めに開けるアクセルに今度は後輪が外を目指す

そんなFRの特性が楽しく　雨中の低速ドライブを喜んでしまうおじさんがいた

鳥海山山頂は県境

ここからは秋田県

鳥海山を下り

名もない道を抜けて　再び日本海沿いのR７へ

R７を本荘まで北上し　日本海東北自動車道で

しばしハイウェイクルーズ

河辺JCTで秋田自動車道にスイッチして　豪雨の中さらに北上

昭和　男鹿半島ICで　秋田自動車道に別れをつげ

R１０１で潟上の市内を抜け

秋田県道５４☆☆☆☆☆で目指したのは

男鹿半島を一望できる　寒風山

その名の通り　めっきり冷たくなった風が容赦なく吹きつけくる

別れ間際の日本海を眺めながら　寒風山を一気に下り

秋田県道５４を北上　歴史のありそうな　古い集落を抜け　東へと車を向けると

着いた先は

地平線の先まで　あきたこまちが見事に実った　八郎潟

　　　　　　　　　　　　↑たぶんね

ん～

島国の　ほんの一部のちっちゃな半島の付け根が　こんなにも広いなんて

日本もまだまだ捨てたもんじゃないなぁと　おじさんは意味不明につぶやいた

この旅の北端を後にして

稲刈りの済んだ県道３８☆☆☆☆☆を東へ

R２８５～県道２１４とつなぎ

R１０５をひたすら南下　県道３８を東へ向かうと

田沢湖に出た

月曜日の誰もいない湖畔で一息ついて思った

そういえば・・・・

今日も雨の中の移動だったが　立ち寄った場所はすべて晴れていた！

　　　　　こんな事もあるんだな

宿に行くにはまだ日が高い

県道１２７～１９４で色付きはじめた山中を北へ

数ある乳頭温泉郷の中からチョイスしたのは

黒湯温泉

乳白色の硫黄泉に浸かりながら　居合わせた旅人としばし温泉談義

尽きぬ話をタイミングを計って切り抜け

ダートの道を宿へ

宿ではヒーターで暖められた部屋が　私を待っていてくれた

外から聞こえる水の音に　また雨が降り出したのかと窓を開けると

それは部屋の眼下に流れる　谷川の水音だった　

谷川に沿った　貸切の露天

谷川のせせらぎと　掛け流される湯の音が交じり合う

究極のひととき

あ～　ビールが欲しい

例のごとく・・・ビールでクールダウンしたところで　

　　食事の時間

熱々のやまいもの鍋で

 

地酒「秀よし」を熱燗で２合いただいた

　　　　　　　　　幸せだ

備忘録

358.8㎞　　62.9km/h　　10.5km/ℓ

長くなったので　ここの温泉はそのうち備忘録